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日々のたんなる記録とか


by gilarmin
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モーツァルト

(mixiからの移植)

なんでも今年の一月二十七日は、あの天才・モーツァルトの生誕250年の記念日だということ。

確かに昨日は朝の新聞でも登校途中に聞いてたラジオでも夜に見たNHKの番組でもそのことにたびたび言及してた。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

最近では彼の音に対して学術的なアプローチまでされている。
「癒し」とかなんだか。1/fゆらぎとかなんたら。
そりゃ人気も出ますね。


こんなこともどっかで聞いたか見たことある。

「若い歳の時にモーツァルトが作った音楽を聞けば、あのうっとうしいほど華やかすぎる気分にいやいやするだろう。
本来、彼の音楽は、若いうちにその良さの全てがわかるわけではない。
年齢を重ね、いろいろあったであろう人生を乗り越えてきたであろうような者が、その真の素晴らしさを感じることができるのだ」

といった内容のことを。

なるほど、と思った。



自分のことについて。

モーツァルトは俺がピアノを嗜んでいた昔、一番最初に大勢、といっても大した数ではないが、の前で弾いた曲の作曲者である思い出深い人だ。

モーツァルトの曲で一番好きなのは、その発表会のときに弾いた曲・・・ではなく、晩年の曲「レクイエム」である。

彼が完全に徹頭徹尾創りあげたわけではないが、それでもこの曲は素晴らしいと、といえる。

レクイエムといえば、フォーレの作品も好きだが、かっこよさの点から言えば圧倒的にモーツァルトの物の方が良い。



昨年、たまたまモーツァルト特集をしてた「題名のない音楽会」を見たときのこと。

あなたの好きなモーツァルトの曲は?と言う内容のものであった。

詳細は省くが、とにかくその一位の曲は「レクイエム」であった。あの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「トルコ行進曲」らを抑えて、堂々の一位だった。

これにはちょっとびっくりだった。
まさかこんな、あまりいい題材ではない鎮魂歌が一位だとは。
あの華やかさと軽やかさが人気ともいえるモーツァルトのナンバーワンが死者へ捧げる曲とは。


ともあれ、今晩は昨晩やってたモーツァルトの特集番組を再び見て、その後一人でひっそりとモーツァルトの「レクイエム」を鑑賞した。
ちょっぴり、しみじみとしてしまった。



今年は、去年から開催された音楽イベント「熱狂の日」ではモーツァルトをテーマに行われる模様。

これはすごい楽しみだ。
絶対、「レクイエム」は聞かねば。
本格的な演奏にはなかなかお目にかかれないので、今から若干興奮しております。


ちなみに、去年の「熱狂の日」はベートーベンをテーマに行われ、念願の「第九」を聞くことができた。

低価格で、本場の演奏が聞けるこの環境。
日本も文化的に捨てたものじゃなくなってきたんじゃないですか。



「熱狂の日」サイト
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj/index.html
by gilarmin | 2006-01-29 00:07 | mixiでの日記